ある日、A君の友人B君が、A君の家に泊まりに来ました。
日頃から、B君と中の良かったA君は、快く、B君を自室へと上がらせます。
しかし、A君の予想に反して、部屋に入ったB君の最初の言葉は、「外に出よう」というものでした。
A君は、なぜB君が急にそう言い出したのかを不思議に思いながらも、外に出ます。
そして、ふと横を見ると、顔面蒼白になったB君の姿が目に入ってきました。
さらに不思議に思ったA君が、B君に事情を問い掛けると、B君からは、「お前のベッドの下に、サンタ姿の鎌を持った男がいて、そいつが鏡に写っていた」という答えが返ってきました。


その後、A君が警察に連絡すると、警察からは、「近くで惨殺事件があった」という答えが返ってきました。
その事実を聞いた2人が部屋に戻ると、そこには、「次はお前の番だ」という血文字が、壁一面に描かれていたそうです。



結局犯人が見つからず、惨殺事件が、完全に迷宮入りしてしまってから数日たったある日。
サンタクロースの姿をした男が、自室で死んでいたそうです。
そして、その部屋の中には、こんな物が残されていたそうです。



















約束の物をお届けにあがりましたと書かれた紙と、中に何も入っていない、不必要に大きい、真っ赤な血で染まった袋が。